宮古島沖

宮古島沖

 宮古島はトライアスロンで全国的に有名になったが、もう一つ、海で有名なのがある。

それは「ハ重干瀬」。人呼んで「まぼろしの大陸」という。それは池間島の北東側沖に広がる岩礁群。百余りの岩礁からなり、その広さは85キロ平方メートルに達する。

八重干瀬

 宮古本島に匹敵するほどの面積である。普段は海中に没しているが、毎年旧暦3月3日になると、これらの岩礁か海面に浮上、大きな陸地となる。周辺沖は、釣り場としても宝庫。

 水深は浅いところ、深いところと様々だが岩礁周辺の10~50メートルラインを狙うと、小物、中物の魚がワンサと釣れる。仕掛けをおろすとすぐさま食いつく。ジューマー、ハンゴーミーバイ、カタカシ、クサバー、ガーラ、ミーバイ、工ーグワー、トカジャー、ヒレー力ーなど。海底は魚で群れている感じで釣れる。大物はガーラ、トカキン、サーラ、ウキムルー。

 夜釣りはタマン、クチナジ、ヤキー、イナフク、ミミジャー、ヤマトナガイユーなどがよく釣れる。一人で30~40キロ釣りあげるのも珍しくはない。

 7、8月になるとクチナジ釣りの最盛期。夜釣りで釣るが、胴突き仕掛けに、3匹一度にぶらさがってくる。大きさは1キロ弱くらいが多いが、20~30キロ釣りあげるのは普通。このシーズンになるとプロ、アマが競ってクチナジ釣りをするのでセリ市の魚価がぐーんと下落するほどである。

ジミーソネ

 そのほか、東平安名崎、池間、来間島周辺沖も沖釣りポイントが多い。来間島の南西にあるジミーソネはバツグンのポイント。水深は10メートルぐらいだが周辺に落ち込むように30メートルライン。そのカケあがりはタマンの最高のポイント。

多良間島

 宮古烏の南西側、八重山との中間に多良間島が浮かぶ。末開のポイントには、シルイユーでも2~3キロクラスは普通。ガーラ、トカキン、アカジン、ミーバイがよく釣れる。水深30~60回メートルライン。

 漁業者もサバ二を使っている人が多いので、釣り船は宮古平良市の荷川取漁港でチャーターするといかかり釣り、流し釣りなど大釣りは確実そして深場釣りではアカマチ、タイクチャーマチ、シチューマヂ、シルシチュー、フカヤーマジク、フカヤーピタローなどが釣れる。

水納島

 多良間島の北側に水納島かある。有入の島、周囲の沖も魚の宝庫、20~60メートルラインを狙うと、シルイユー、アカレー、ナガジューミーバイ、ガーラ、アカジン、ムルー、オーマテ、タマン、イナフク、ミーバイ、カタカシなどかよく釣れる。

 多良問、水納島沖は、夜釣りではタマン、ヤキー、オーマチなどを筆頭に、大釣りか出来て、釣り人は余りの魚影の多さにびっくりする。

 

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