久米島沖

久米島沖

久米島は、那覇市の西方100キロの位置にある。

具志川、仲里から成り、同村が合わせて久米島町。島はみどりに包まれ、自然の美しい島である。その久米島は、沖釣り天国でもある。大はアチヌイユから、小はイシミーバイ、魚影は濃い。

マグロ釣りは県内最大。

スーガマ

 筆頭にあげられるのがスーガマ瀬。久米島と渡名喜の中間くらいに位置する。水深は40~80メートルライン。ポイントは広く、水深30メートルから急に200メートルの大陸柵に落ちる。3月頃から回遊魚のシーズン。

 アテヌイユ、チンパニー、サーラ、マンビカー、カチュー、そしてトカキン、ウキムルー、ガーラ、アーラミーバイ、アカジン、イヌバー、ユダヤーミーバイ、タマン、ヤキー、イナフク、オーマチ、ミミジャーなど多彩な魚か釣れる。ただ潮の流れが速く、毎時3.7キロの速さで、かかり釣りは小潮が無難。夜釣りは大釣りが可能だが、やはり小潮、または中潮の潮どまりを狙って攻める。良質のしかも大型が釣れる。

 トローリングではアチヌイユ、チンパニー、サーラ、マンビカー、カチュー。アチヌイユは100~200キロクラスが多い。

 旧仲里村の東側にハテの浜がある、白い砂浜が1.1キロも続いている。ハテの浜の先端に御神埼灯台かある。その周辺沖は、中型の魚がワンサと釣れる。グルクン、ミーバイ、クサバー、アカイユー、シルイユー、ムルー、タマン、ミミジャー。大物はアーラミーバイ、ガーラ、トカキンなど。水深は30~50メートルライン。夜釣りではタマン、ミミジャー、アカイユー、ピタロー、ムチヌイユが入れ食いする。ときには50号のミチイトを瞬時に切っていく大物もいる。

空港沖

 島の西側にある久来島空港沖はガーラ、トカキンなどの大物どころ。かかり釣りでグルクンをエサに、泳がせ釣り。大物がエサをパクリ、強烈な引きをみせる。10~30キロクラス。水深は30~40メートル。

 もちろんグルクン、トカジャー、タマン、オーマテ、ヒレーカー、ビタローなども釣れる。さらに沖に行くと流し釣りのポイント。60メートルラインを流すとシルイユー、ムルー、カタカシ、ミーバイ、アカレー、ナガジューミーバイ、アカジンなどが釣れる。

トンバーラー岩礁、鳥島

 旧具志川村兼城港前の沖にあるトンバーラ岩周辺もいい。グルクン、ミーバイ、アカレー、ナガジューミーバイ。かかり釣りでは、タマン、ミーバイ、シルイユー、グルクン、アカジンなどか釣れる。

 夜釣りでも、タマン、シルイユーなどの良質な魚か釣れる。久米島の北側はるか沖合に鳥島かある。米軍の射爆場となっていて、土、日曜日、睨祭日以外は実弾射撃演習が行なわれている。従って周辺への船の立ち入りは禁止されている。釣り人は土曜日の午後出かけ、夜釣りしたあと、翌日の日曜日に昼釣りというパターンが多い。

 未開の釣り場だから、ガーラ、トカキン、ウキムルー、アーラミーパイ、タマン、オーマテ、サーラ、ヤマトナガイユーなど釣れる魚は大きい。流し釣りではシルイユーの2~3キロクラス。

パヤオ

 久米島の周辺沖にはパヤオ(浮き漁礁)か7ヵ所設置されている。そこは黒潮か流れてる海域で水深は1,000メートルもある。アチヌイユやチンパニー、サーラ、マンピカー、ヤマトナガイユF、カチューなどがよく釣れる。

 アチヌイユは500キロの巨魚も釣れた実績もある。チン八二ーも60~70キロクラスも釣れている。回遊魚は黒潮に乗って、日本本土に北上するのである。

 

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