沖釣りとは

沖釣りとは

沖釣りというのは、 船で出かけて行って、沖合いの海域で魚を釣ることをいう。 しかしその沖釣りでも、色々な釣り方に分れる。

かかり釣り

 かかり釣りというのは、釣り場にきたら、船長が、船のアンカーを入れて、船を1カ所にとめて釣る事をいう。

 この釣りでは、グルクンや、ガチュン、ミーバイ、トカジャー、マジクの小物、中物、そして、アカジン、ガーラ、アーラミーバイ、オーマチ、サーラ、カマサー、トカキン、ウキムルー、カチュー、などの大物が狙える。

 コマセをまいて魚を集めて釣ったり、生きたエサで大物を釣りあげる。

 かかり釣りでは、多様な釣りが楽しめる。

流し釣り

 船のアンカーを入れないで、船を潮や風にまかせて釣る。テクニック的には、やや難しいが、要は、仕掛けを海底からひきずる気持。 底物の魚を狙う。

 代表的な魚はシルイユー、引きの強さは抜群、そしてナガジューミーバイ、アカレー、ムルー、カタカシ、そしてアカジンやガーラ、 ミーバイなどが釣れる。釣り場は水深30~80メートルくらい。サンゴ礁域周辺の砂地がポイント。

深場釣り

 釣り場は無数にあって、ファンも多い。

 水深が100~400メートルラインを釣る。釣れる魚は高級魚。シチューマチ、アカマチ、ヒーランマチ、マーマチ、シルシチュー、タイクテャーマチ、フカヤーマジク、フカヤービタロー、シーヌクワー、アマミーといった魚。

 いずれも高級な魚ばかり。深場釣りではさらに20~40KGクラスのウキムルーも狙える。深場釣りの場合、手ぷらで帰るということ は少ない。釣果のあがる時は大型クーラーを満パイにする。ポイントも無数にある。海図をみるとひと目で分かる。水深200メートルラインは破線でしるされている。これは大陸棚周辺で、このラインは深場の魚が多い場所。沖縄本島や離島にはこうした場所かいっぱいある。

 深場釣りの魚は群れの事が多く、釣れる時は、二、三匹あがってくる。カラフルな色をしているので、浮上してくる時のさまは、目のさめるような感じだ。

パヤオ釣り

 水深1,000メートルの沖合いに、プイを浮かべる。ローブで固定するが、そのロープに藻やカキが付着する。その藻や貝を食べに小魚か集まる。その小魚を食べに、カチュー、サーラ、マンビカー、チンパニー、アチヌイユがやってくる。釣り人はこれらの大梨をねらって釣るのである。このパヤオは県内に約210基、設置されている。もちろん漁業者が生産の場として設置してある。以前は遊漁者はオフリミッツだったが、各地のパヤオ釣り漁業組合では、遊漁者にも開放するようになった。

 パヤオ釣りは、むつかしい釣りではないが、モノか大きいだけに、ある程度のキャリアを積む必要がある。

トローリング

 トローリングは、海上で船を走らせながら大物を狙う釣法。アチヌイユをはじめ、チンパニー、マンピカー、サーラ、カチュー、ガ ーラといった大型魚を狙う。100~200Kgクラスのアチヌイユがよく釣れる。

 ベテラン船長は「沖縄の海域はカジキが多い、ハワイの海に劣らない」と話す。漁師は500Kgクラスも釣り上げる。トローリング は、釣り人の夢である大物との対決の場。チャレンジすればねじ伏せることか出来る。リッチな釣りである。

GT&ジギング

 いずれもルアーを使ってのゲーム。GTは大物ガーラ狙い。船上からホッパーなどを使ってゲットする。10Kgからビッグサイズは 40~50Kgの巨魚狙い。GT(ジャイアントトレバリー)は狙いが大物ガーラだから、テクニック的にはやや難しい。しかしヒットしてからの取り組み、ダンディングは豪快そのもの。釣り人冥利につきる。ポイントも各地に広がる。

 

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