柴さんのみみぐすい①

釣り人の自慢話はおもしろい。

身振り、手ぶり、釣りの状況を説明する。

話し相手が釣り好きなら身を乗り出すが、無縁の人は退屈この上ないと思う。

話は次第にエスカレート、両手を広げて魚のサイズの話をするが、時間が経過するに連れて両手の間は広がる。

特にアルコールが入ると止まることを知らない。

夜を徹して続くのである。

ある釣り人の家庭では、あまりにも釣り自慢をする父親にあきれはてて、父親の釣行日はあえて勉強をしているふりをして部屋に閉じこもるという話を聞いたことがある。

まあ、しかし釣り人の自慢話で他人を傷つけたり、名誉を損ねることもないので容赦したいもの。

ただ釣り人の話を聞くときはその人の両手を縛りなさい….と言うことわざもあることを付け加

えたい

自慢話はほどほどに…

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