宮古島沖・達丸 本村繁信 船長

本村繁信 達丸 船長

宮古島市・下里船だまり

　宮古は、魚影は濃いです。二月、三月の海がしける時以外は年中釣行します。ガーラの大物が防波堤の周辺を、泳いでいるのをよく見かけます。私はお客さんのニーズに合わせて、釣りを案内しています。たとえば、初心者や観光客の場合、五目釣りを中心に楽しんでもらっています。

　ポイントは、港から20分くらいの所にあります。水深は20メートルくらい。そこにはジューマー、ムルー、タマン、カタカシ、グルクン、ガーラ、ミーバイなどが良く釣れます。

　釣りになれた方の場合は、流し釣りで、シルイユー、アカジン釣り。そしてベテランは、深場釣りやパヤオ釣り。このように二段階に分けて案内しています。

　シルイユーや、アカジンは100％釣れます。シルイユーは1～2キロクラスです。大物ガーラは20～30キロクラスです。ポイントは宮古周辺の沖合いで、数多く点在しています。

　パヤオは南と北に26基設置されています。マグロや、マンビカー等大物が釣れます。餌はミジュン。冷凍のイワシの一匹がけです。

　大物では、知り合いの船長が80キロのアーラミーバイを釣った事もありました。網にひっかかったもので98キロのアーラミーバイもありました。

　また、カジキも沖合いで跳びはねているのを見たり、時々釣れた事も聞きますが、宮古では今の所、わざわざカジキを狙って釣る方は少ないですが、これからカジキ釣りをやりたいという声を聞いたり、私も宮占でトローリングを広めたいという思いがあり、先日は知り合いとグアムまで行き、カジキ釣りの勉強をしてきました。

　ここ2，3年くらいで宮古にカジキ釣りを広めたいと思っています。イソマグロも釣れます。

　私も釣り船を始めて10年になります。私が釣りを通して考えていることは、宮古の釣り人をもっと増やしたいという思いです。釣りを一度体験した方々に又－行きたいーにという思いをいだかせる事です。

　宮古の美しい海で多くの方々が釣りするよう楽しんでほしいと思います。