久米島沖・比知屋直人 佑太丸船長

比知屋直人 佑太丸 船長

久米島・儀間漁港

　沖縄でのマグロ釣りと言えば久米島がピカ一です。シーズンになると約35隻の漁船がパヤオ目がけて出港します。パヤオは北側、西側、南側に約15基設置してあります。設置場所は水深が1500メートルもあります。

　私はマグロ釣りを中心にフカセ釣り、かかり釣りなどを漁業と遊漁を兼ねて行っています。ただ久米島の場合は本土や沖縄本島からやってくる釣り人はマグロ釣りを目当てに来ますので、どうしてもマグロ釣りが中心です。

　久米島のマグロ釣りは一年を通して釣れますが、本格的には5月、6月かトップシーズンです。30キロから40キロクラスが釣れます。多い時は一隻で10本、20本も釣れることもあります。 その他、マンビカーの20～30キロやシビかワンサカと釣れます。マグロ釣りの釣り方は袋にキビナゴやムロアジのミンチしたものをつめます。パラシュート釣りですが、それを水深約150メートルまでおろします。

　最近は、ジギングでの釣りも増えています。本土の釣り人はほとんどかルアーを使用してマグロをよく釣っています。久米島のパヤオは漁業者専用で、アマチュアの船は禁眼されています。漁業者は朝6時出船、午後5時帰港の取り決めかあります。

　マグロ釣りの他、空港沖ではグルクンやガーラ、ミーバイ等がよく釣れます。トンバーラ岩周辺は夜釣りでタマン、ガーラ、ミーバイ、ミミジャー等良型が釣れます。

　又、長くのぴたハテの浜周辺沖は昼、夜グルクン、ミーバイ、ガーラ、アカジン、カタカシ、ヤマトビーと色々な魚が釣れて楽しめます。ガーラは20キロ～30キロの大型です。

　久米島はマグロ釣りというイメージが強いですが島の周辺は、かかり釣りや、流し釣りも可能で、流し釣りでは、シルイユーの2～3キロクラスやムルーなどもよく釣れます。