慶良問海域・がじゅ丸 知念優 船長

知念優 がじゅ丸船長

那覇市・三重城小船たまり場

　私は、伊江島の生まれです。ですから、小さい頃から海に親しんでいました。
成人して仕事についたのは釣具店でした。マンモス漁具です。店のスタッフをしながら、釣り船「マンモス丸」を操船して、慶良間海域にお客さんを案内していました。その後、自分で船を購入して遊漁船業を初めました。約7年くらいになります。釣り場は慶良間海域です。

　慶良間と言っても広いです。那覇の近くは、チービシ、そして前島、渡嘉敷、座間味と広がります。対象魚によってポイントは変わります。グルクンはどこでも釣れますが、流し釣り、深場釣りはそれぞれ釣れる場所は変わります。

　グルクン釣りは、チフビシ周辺、前島周辺に案内しています。以前に比べて、グルクンの数は少なくなったように思いますが、退屈しない程度は釣れます。ガーラ、タマン、サーラ、カチュー等も釣れます。ただ、初心者は、ヒットしても、取り込みが慣れないので、ハリスを切られる事が多いですね。

　流し釣りは、前島周辺、ウチザン、渡嘉敷村阿波連岬沖、トンモーヤーあたりがいいですね。シルイユー、ムルー、ナガジューミーバイ、アカレー、ヤマトビー等が釣れます。シルイユーは1キロ～2キロクラスです。ムルーは数も釣れます。アカジンやサーラ、ガーラも時々釣れます。深場釣りでは、ウキムルーも釣れます。2キロ～3キロクラスですが、時には5キロ～10キロラスも狙えます。

　慶良問海域は、冬場になると、北風が強く吹くことが多いので那覇からの出船は限られる事が多いです。チービシと前島の間は、しけると波が高く、なかなか船が渡れません。そこを乗り切ってしまえば、渡嘉敷村の南側沖合いは静かですから、流し釣りは可能です。

　座間味村の屋嘉比や久現高沖は、グルクンの型もよく数も釣れます。